ままならない世の中です。今日の天気のような自然現象ならともかく、人と人との織り成す社会もとかく思い通りにならないものですが、それをなかなか受け入れられずに後悔したり悲しく思ったり失望したりするものです。
そんな時には思わず「死にたい……」と思ったこともあるでしょう。それを心の中に押しとどめておく人もいれば、つい口にしてしまう人もいることと思います。
現代では、そのようなちょっとしたつぶやきをインターネット上に漏らすこともできます。Twitter(ツイッター)をはじめとした、インターネット上で他人とつながることができる場……ソーシャルメディアとかソーシャルネットワークサービス(SNS)と呼ばれるサービスです。SNS上では、特に匿名アカウントで利用していれば、あまりしがらみのない他人としか繋がっていないことも多いかと思いますが、そのような状況ではつい自分の素直な気持ちが出てしまうということもあるでしょう。
ということは、SNS上で「死にたい」とかつい漏らしてしまうような人は、本当に自殺リスクが高いのでしょうか? 実は、それを検証した報告があるんですね。今回はまずそれを手がかりに、SNSとメンタルヘルスについての話をしましょう。
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