読者のみなさま、こんにちは。連載「かぜの研究」も4回目となりました。
これまで解熱薬について書いてきましたが、調べてみると気になる情報があることが次々とわかってきました。
- アセトアミノフェンはプラセボに比べて症状が改善するとの研究もありましたが、あまり質の高い研究がなされていないこと。(第1回)
- アセトアミノフェンはコホート研究では、総死亡が多くなる可能性が指摘されていること。(第2回)
- 子どもの熱をしっかり下げたい場合には、アセトアミノフェンとイブプロフェンの交互投与という方法が有用であること。(第3回)
まだまだ、解熱薬だけでもエビデンスが発掘できそうな予感がします。さらに進めていきたいと思います。
前回はどうしても解熱させたい場合には交互投与という方法がある、という研究を紹介したものの、もちろん子どもについても、解熱薬を使ったほうがよいということではありません。
子どもの解熱薬の使いかたについて、もう少し調べてみました。
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