David Sackettという方のことは、正直あまりよく知りません。
見たことも話したこともありませんからね。
Gordon GuyattとともにEvidence Based Medicine(EBM)という概念を構築し提唱した方だというぐらいなら知っていますが、その論文を直接読んだことはありません。しかし、患者さん中心の医療という基本理念と実践は昔からあったものの明示的ではなかったものを、EBMという風に言語化したことは大いなる功績であることは分かります。私はそのおかげで、EBMスタイルとでも呼ぶべき行動様式を身に付けることができました。
今回はエビデンスの話ではないので少々観念的で感傷的な話かもしれませんが、Sackett氏追悼の意を込めて、私のEBMとの出会いについて話してみましょう。
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