毎日、新しい論文が発行されています。
それもかなり長文のものが、ハイペースで。
それをざっくりと読んで、臨床に生かすこともあります。
忙しい臨床現場では、論文を隅から隅まで精読し、さらにその行間を追いかける、ということまでは、していないことが多いでしょう。
しかし、昨今の状況を鑑みると、それもいかがなものか、という気もしています。
科学的に正しいと思っていた論文が、翌日には、実はそうではなかったかもしれない、ということが起きています。
査読（ピアレビュー）を受けた論文だから、信頼性が高く、科学的に忠実な記述だ、と断言できません。
それでは、どこまで論文を追いかければいいのでしょう？
どこまで、その背景を深読みすればいいのでしょう？
論文を読めば読むほど、徒労感に苛まれる日々です。
行間をよむ、そしてその研究の背景にあるものに思い至る。
そんな時間と余裕と、新たな方法論が求められているのかもしれません。
今月号も興味深い記事がならんでいます。ごゆっくりどうぞ。
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