「無益な治療」論とDNAR指示
記事テーマ:生命倫理
私がこの10年ほどブログで追いかけてきたテーマの中に、海外の「死ぬ権利」をめぐる議論と「無益な治療」論の2つがあります。ご存知のように、前者は「患者の自己決定権」という概念を論拠に「いつどのような死に方をするかは自分で決める権利がある」と主張し、安楽死や医師…
効果がある、効果がない。
治療する価値がある、治療する価値がない。
意味がある、意味がない。
これは誰がどのように決めているのでしょうか。
潜在的な対立構造が次第に明らかになりつつあるようにも思えます。
薬の比較という各論の問題は、生死の問題とひとつづきになっています。
医療の現場では今、何かが起こっているようです。
今月号も力作がそろっています。じっくりお楽しみください。
記事テーマ:生命倫理
私がこの10年ほどブログで追いかけてきたテーマの中に、海外の「死ぬ権利」をめぐる議論と「無益な治療」論の2つがあります。ご存知のように、前者は「患者の自己決定権」という概念を論拠に「いつどのような死に方をするかは自分で決める権利がある」と主張し、安楽死や医師…
記事テーマ:メンタルヘルス
「死にたい……」と思ったことが全くない人はいないんじゃないかと思います。もちろん程度の差は大きいですけど、何か取り返しのつかない過ちをしてしまったとき、ものすごく恥ずかしい目に遭ったとき、未来に絶望してしまったとき……人は「死にたい」という感情を持つことがあ…
記事テーマ:非薬物療法
0.はじめに 寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?栃木県内は雪も時折降っていて、毎日朝自動車で出発する前にフロントガラスにお湯をかけているくらいです。早く春が来ると良いなあと思うわけです。 今月は、非薬物療法特集です。医療者ネタと交互にお届…
記事テーマ:薬
「ハックション!!」正月に部屋を片付けていた私に襲い掛かるハウスダスト。マスクをしない私、くしゃみ乱発。そんな私の頭に思い浮かんだのは、花粉症シーズンを目前にして新しく発売開始となった以下の抗アレルギー薬です。 * デスロラタジン * ビラスチンもちろん…
記事テーマ:医療×哲学
第3節-流転する万物の背後に潜む闇-では、薬剤効果の考え方に「曖昧性」という概念を導入した。端的に言えば、薬剤効果を規定する臨床研究の統計データには多様な翻訳可能性が宿るということだ。そして、どの解釈を採用するかは、個人(時には社会)の関心に応じて決定されて…
記事テーマ:かぜの研究
読者のみなさん、こんにちは。インフルエンザシーズン真っ只中、いかがお過ごしでしょうか。さて、今回もかぜの研究について、書いてみたいと思います。今回のテーマはマスクについて。かぜやインフルエンザの予防として、マスクを使う人が多くなっていますが、その効果はどの程…
記事テーマ:編集部から
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