地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2023年3月号 vol.9(3)

「システマティックレビュー」に関連する記事

たんぱく質摂取量を増やすべきか【たんぱく質摂取量と筋肉量増加の用量反応関係について】

2020年11月,国立健康・栄養研究所,株式会社明治の研究者らによって行われた研究論文が,NutritionReviewsに掲載されました【1】。たんぱく質の摂取による,筋肉量の…

  いいね!   shinnoyuki shinnoyuki from 2020年12月号 vol.6(12)

【暮らしと健康】外用消炎鎮痛剤の効果を再考する

3月に入り、この原稿を書いています。4月号が発行されると年度が変わり新年度が始まりますね。年度末になると予算組みの関係なのか、地域にあるこども園、小中学校から保健室の医薬品や衛生…

  いいね!   hatabo hatabo from 2019年04月号 vol.5(4)

高齢者に対する抗精神病薬〜その効果と懸念はどれくらい?〜

さて、前回はベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬の漫然とした使用について考えるためのベースとなるお話をさせていただきました。すると、ちょうどタイミングよく、この地域医療ジャーナルの…

  いいね!   89089314 89089314 from 2018年08月号 vol.4(8)

睡眠薬や抗不安薬を減らすことができる薬はありますか?

睡眠薬や抗不安薬として広く使用されているベンゾジアゼピン系薬(化学構造が異なるが同様の作用を持つベンゾジアゼピン受容体作動薬も含む。以下、BZD)は、かつては安全性の高い待望の薬…

  いいね!   89089314 89089314 from 2018年06月号 vol.4(6)

うつ病治療中に妊娠してしまったら、抗うつ薬は止めなければいけませんか?

妊娠〜出産は女性にとって人生の一大イベントであると同時に生まれてくる命にとっても最初の試練だと言えるのではないでしょうか。そんな大きなイベントだからこそ、そして昔ほどは出産の機会…

  いいね!   89089314 89089314 from 2018年05月号 vol.4(5)

精神科の薬は、やめることができますか?〜統合失調症編〜

精神科領域の疾患では、ほとんどのケースにおいて長期的な薬物療法が必要になります。これは薬を使うことに絶対的なエビデンスがあるわけではないのですが、人手も不足していて制度の整備も不…

  いいね!   89089314 89089314 from 2018年04月号 vol.4(4)

新しい抗精神病薬「ブレクスピプラゾール」への期待

先日、厚生労働省は新規抗精神病薬としてブレクスピプラゾール(商品名:レキサルティ®)を承認しました。新しい薬が登場するというのは、やはり期待してしまうものです。それも、それまでの…

  いいね!   89089314 89089314 from 2018年03月号 vol.4(3)

タバコが止められない!?ちょっと変わった禁煙のための取り組みを紹介

タバコは様々な研究によって人体への有害性が示されており、人類の歴史や文化とは切り離せない重要な嗜好品の一つではありながら、世界各国で様々な規制が行われているのは皆様ご存知のとおり…

  いいね!   89089314 89089314 from 2018年02月号 vol.4(2)

不眠症薬物療法 UP TO DATE

随分涼しくなってきて、眠るには良い季節になってきましたね。よく晴れた午後にお昼寝するのはとても気分が良いものです。とはいえ、あんまり昼寝しすぎると今度は夜が眠れなくなりますけども…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年11月号 vol.3(11)

うつ病治療の希望はどこから生まれるか?〜抗うつ薬のエビデンス再考〜

今や、うつ病になると「抗うつ薬」というものを飲んで治療する、というのは多くの人が知っているところかと思います。うつ病というものは脳内に内因的な異常(目には見えないし検査でもよく分…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年10月号 vol.3(10)

統合失調症の薬物療法再考〜真のアウトカム、そして近年注目の持効性注射剤について〜

私たちは今、こうして生きています。生きているということは、この世界に「いる」ということです。私たちはこの世界を何らかの方法で認識して、そして他人とシェアして、今を生きています。と…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年09月号 vol.3(9)

ADHDは薬で治療すると良くなるのですか?

子供が言うことを聞かなくて困っている、という親御さんは多いことかと思います。かく言う私も、小学生になったばかりの息子が全然他人の話を聞いてなくて、何度も同じことを注意したり失敗の…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年08月号 vol.3(8)

抗精神病薬が効くというのはどういうことですか?〜せん妄に対するエビデンスからの考察〜

「せん妄」という、病気というか、状態があります。ひとことで言えば、一過性に全般的な認知機能が障害される意識障害のことです。その結果、意識がもうろうとした感じでわけの分からない言動…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年05月号 vol.3(5)

「うつ」に効くサプリメントはあるのでしょうか?

前回は、心と体は相互に影響し合っていて、体を病むと心も病みやすくなるのと同様に、心を病む(とまではいかなくても強いストレスに晒されると)様々な身体疾患にかかるリスクが上がるかもし…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年04月号 vol.3(4)

抗うつ薬で自殺は減らせるのですか?それとも増えるのですか?〜「死にたい」気持ちのふるさとについての考察も加えて〜

「死にたい……」と思ったことが全くない人はいないんじゃないかと思います。もちろん程度の差は大きいですけど、何か取り返しのつかない過ちをしてしまったとき、ものすごく恥ずかしい目に遭…

  いいね!   89089314 89089314 from 2017年2月号 vol.3(2)

開かれた医療とその敵:第3節-流転する万物の背後に潜む闇-

[観点がもたらす全体主義傾向]コトバで思考するということは、現実世界を頭の中で描きなおす、つまり解釈することに他ならないが、僕たちはコトバを用いることで、ある特定の観点から頭の中…

  いいね!   syuichiao syuichiao from 2017年1月号 vol.3(1)

抗精神病薬による体重増加にはどう対応したら良いですか?

抗精神病薬というのは、もともとは統合失調症などで現れる幻覚や妄想のような、いわゆる精神病症状を改善するための薬です。興奮を抑えて気分を落ち着かせる鎮静作用もあるので、トランキライ…

  いいね!   89089314 89089314 from 2016年12月号 vol.2(12)

開かれた医療とその敵:第2節-明確性をもたらすものを盲信した果てに-

正しい医療の在り方は、権威ある学術団体が、質の高いエビデンスを用いて、妥当性の高い方法論で作成した「診療ガイドライン」に存在する、という考え方がある。近年、Gradingof R…

  いいね!   syuichiao syuichiao from 2016年12月号 vol.2(12)

気候と精神疾患は何か関係があるのですか?

ホント、暑い夏ですね。これを書いているのはお盆ですが、皆様が読まれる頃もまだまだ残暑厳しい頃かと思います。あんまり暑いとそれだけでイライラして不機嫌になったりするもので、それが連…

  いいね!   89089314 89089314 from 2016年09月号 vol.2(9)

新規抗精神病薬アセナピンとはどのような薬ですか?

先日、アセナピン(シクレスト®)という抗精神病薬が承認され、いよいよ販売開始となりました。抗精神病薬というのは、幻覚妄想などの精神病症状を治療するための薬で、主に統合失調症のよう…

  いいね!   89089314 89089314 from 2016年07月号 vol.2(7)

バックナンバー(もっと見る)

2023年2月号 vol.9(2)

渦中にいると気づかないぐらい ささいな判断の違いが 後になって大きかったとわか…

2023年01月号 vol.9(1)

人らしさ それは人間が持つ、魅力的で神秘的なもの。 その聖域が 人工知能(AI…