読者のみなさま、こんにちは。
連載「かぜの研究」、第19回の今回は漢方薬についてとりあげたいと思います。
漢方薬は国内でもよく処方されたり、市販薬で使われることもしばしばかと思います。「葛根湯」などは有名でしょうか。最近のかぜに対する漢方薬のエビデンスはどうなっているのでしょうか。調べてみることにしました。
まずは最新論文の情報収集から。PubMedで検索してみることにしました。疑問を定式化するとどうなるでしょうか?
臨床上の疑問:P▶ かぜの人が、E▶ 漢方薬を服用すると、C▶ プラセボに比べて、O▶ 症状消失までの期間が短いか
PubMed Clinical Queriesで検索してみたところ、2015年のシステマティックレビューがひとつありました。今回はこの論文を確認してみたいと思います。
さらに遡ると、2007年にもメタ分析がありますので、ここからふりかえってみたいと思います。
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