地域医療ジャーナル

2017年07月号 vol.3(7)

ビタミンDでかぜは予防できますか?

2017年06月25日 15:33 by bycomet

 今月号のぼくの連載「かぜの研究」は休載予定でしたが、急遽入稿することになってしまい、あわてて書いています。

 最近は、かぜ薬の話題が何かと目につきますね。先日、アセトアミノフェン原薬メーカーの製造工場で、無届けで外国製のものを混入させていた事件が発覚。さらに、咳止めで使われるコデインを含む医薬品を、12歳未満に使用することを禁止する決定が厚生労働省から発表されました。

 まあ、いずれも一時的な症状緩和に使われるだけ。治療に有効なものではありませんので、ほとんど支障はありません。

 アセトアミノフェンについては、これまでの連載でも話題にしてきました。コデインについては、今後機会があれば触れたいと思います。


ビタミンDでかぜ予防?

 さて、今回はかぜの予防にビタミンDが有用かもしれない、という論文をご紹介したいと思います。

 ビタミンDといえば、骨粗しょう症でよく取り上げられるサプリメントですが、最近はこんな研究もあります。

ビタミンDについて知っておくべきたったひとつの効果 - サプリメントの効果と害

 最近発表された2つのメタ分析(ランダム化比較試験のメタ分析)で、ビタミンD3(コレカルシフェロール)群で総死亡が少ない、という結果です。

 それでは、かぜ予防についてはどうでしょうか。みておきましょう。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

抗菌薬でアレルギーがふえる?

2018年07月号 vol.4(7)

抗菌薬をへらすと何が起こるのか?

2018年05月号 vol.4(5)

「かぜに抗菌薬」は本当になくせるのか?

2018年04月号 vol.4(4)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2018年07月号 vol.4(7)

わかりあうこととは、どれだけ難しいことなのか。  話せばわかる、わかりやす...

2018年06月号 vol.4(6)

あなたはいつも、どちらかを選んでいます。 どちらを選ぶのか、決めるのはエビ...