今月号のぼくの連載「かぜの研究」は休載予定でしたが、急遽入稿することになってしまい、あわてて書いています。

 最近は、かぜ薬の話題が何かと目につきますね。先日、アセトアミノフェン原薬メーカーの製造工場で、無届けで外国製のものを混入させていた事件が発覚。さらに、咳止めで使われるコデインを含む医薬品を、12歳未満に使用することを禁止する決定が厚生労働省から発表されました。

 まあ、いずれも一時的な症状緩和に使われるだけ。治療に有効なものではありませんので、ほとんど支障はありません。

 アセトアミノフェンについては、これまでの連載でも話題にしてきました。コデインについては、今後機会があれば触れたいと思います。


ビタミンDでかぜ予防?

 さて、今回はかぜの予防にビタミンDが有用かもしれない、という論文をご紹介したいと思います。

 ビタミンDといえば、骨粗しょう症でよく取り上げられるサプリメントですが、最近はこんな研究もあります。

ビタミンDについて知っておくべきたったひとつの効果 - サプリメントの効果と害

 最近発表された2つのメタ分析(ランダム化比較試験のメタ分析)で、ビタミンD3(コレカルシフェロール)群で総死亡が少ない、という結果です。

 それでは、かぜ予防についてはどうでしょうか。みておきましょう。

この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。