子供が言うことを聞かなくて困っている、という親御さんは多いことかと思います。かく言う私も、小学生になったばかりの息子が全然他人の話を聞いてなくて、何度も同じことを注意したり失敗の後片付けをやらされたりしてとても残念な気分になるんですが、それでも注意した直後にまた同じことをされるとさすがにイライラしたりもします。
え?反抗期の言う事聞かない子よりマシ?小さいうちはよくあること?……う〜ん、まあ、そう言われればそうなんですけどね。ただ、宿題があること自体を忘れるのも含めて忘れ物がなくならないとか、ご飯を食べる時は注意散漫で、放っとくと1時間以上かかっても食べ切らないとか、さすがにそんなのでこれからの学校生活大丈夫なのかよ!?とか心配するわけです。
それでも幸いというべきか、うちの息子は今のところ学校生活では授業についていけないとか、他の子に迷惑かけてるとか、そういった問題はないので、いうなれば「個性」なのかなと思うところですが、そのように勉学や集団行動に適応できず問題を起こしてしまう子供の場合は、他の子供とは別の、それなりの対応を考えないといけないかもしれません。
いわゆる、ADHD(注意欠陥・多動性障害)というのを聞いたことがあるでしょう。ここ数年でテレビやネット上でもたびたび取り上げられるようになった疾患概念です。このADHDを「障害」とか「病気」として捉えるのに抵抗を感じる方もおられるかもしれませんが、今回はこのADHDとはどんな病気で、薬を飲むと良くなるのか?というところから改めて私がずっとテーマにしております「異常とは何か?」というところを考察してみたいと思います。
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