つい先日まで暑い日々が続いていたかと思えば、目まぐるしく季節はめぐり、いつのまにか寒くなってきましたね。私は、野外フェスシーズンの終焉を迎えて、テンション大暴落なのですが、もともと「暑い夏」よりは「寒い冬」のほうが好きです。野外フェスは好きですが、いつも夕方からの参加ですし、日差しの厳しい暑苦しい夏は大嫌いなのです。夏は脱いでも脱いでも暑くて、汗まみれになったりして本当に嫌な気分になります。一方、冬は着込めばそれなりに凌げますし、お布団に包まれる至福は言葉では表現できません(ただし、二度寝による遅刻リスクは増大する)。
私の個人的な好みはどうでもいいとして、季節による医療現場における違いを考えてみましょう。やはり我が職場では、冬になると風邪やインフルエンザの流行により患者さんが増えますね。病院や薬局の人員は増えないのに、患者さんは増えるので、疲労度倍増というところでしょうか…。おっと、また私の目線で述べてしまいました。
患者さんの立場で考えてみましょう。やはりインフルエンザは厄介だと思います。夏季は流行しませんから、冬季ならではの注意すべき感染症です。インフルエンザは前月号でたっぷりと調べましたので、今回はスルーさせていただいて、もうひとつの冬場ならではの注意点について調べてみようと思います。
それは血圧です。血圧は寒い時期のほうが高くなりやすいとされていますので、血圧の上昇と、それに伴う合併症の増加が懸念されます。実際、寒くなってくると血圧の薬が追加される患者さんも多いですよね。気温の変化だけで、薬を増量しなくてはならないほどの影響をきたすのですから、季節の変化も病状に影響する因子のひとつとして重要であると言えるでしょう。今回は血圧について調べてみたいと思います。
読者コメント