0.はじめに
さて、連載新コーナーの身体所見。前回はBarré徴候という身体所見を通して、その具体的な所見の取り方から、発見経緯、発見者の情熱などまで踏み込んで紹介してみました。その背景にはたくさんのドラマがあるかもしれません。身体所見が化石化しないように、ここで少しずつ掘り起こしていきたいと思います。
今回は第2回目としてJaneway病変についてご紹介したいと思います。医療についてド素人だよ〜という人も分かりやすく読めるように頑張ります!
1.ある日のひとこま
**********こんなことを経験しました**********
研修医「先生!ついに見つけました!!」
わたし「ん?何を?」
研修医「この間カンファでも相談した血液培養陽性の患者さんのことです」
わたし「ああ、感染性心内膜炎を疑ってた人ね?」
研修医「そうです。毎日毎日先生の教え通り手足をくまなく見てたんですけど、今朝回診したときに、ついに手掌にぽつっと出てたんです。」
わたし「あ!例のやつかあ」
研修医「そうです、Janewayさんです。」
わたし「おお!じゃあ一緒に見に行こう!!」
********************************
読者コメント