最後までお読みいただきありがとうございます。
手をさしのべる困難さについて考える
今月号はなかなか編集作業が進みませんでした。原稿に目を通させていただきながら、ちょっと時間がほしい、ゆっくり考えたい、という気持ちになったからかもしれません。少し時間をかけて、ゆっくり消化してみたいと思います。
いつも編集作業では、ざっと通読してから少し寝かせてみるのですが、今月号で印象深く残ったのは「やはり、手をさしのべることは難しい」というところです。
医療者は他人のことをわかっている「かのように」振る舞うしかないのですが、それが「相手の気持ちと合わない」という事態は、おそらく頻繁に起こっていることでしょう。それが表面化しないこともあるでしょう。というよりは、表面化しないことのほうがほとんどなのかも。その「相手」というのが患者さんであったり、その介護者やご家族であったりするわけですが。
たとえ、医療者にできることは限られていたとしても、相手の気持ちに気づくことで力になれるという場面があるのかもしれません。
でも、現実には難しいのでしょう。鈍感さは医療者側の要因だけとは限らないからです。
手をさしのべるために「あちら側」を理解することは、とても難しいことです。
常識に縛られていては、世界は変えられない。医療者意識という「壁」をどのように乗り越え、向こう側を目指すのか。これからも考えていきたいと思います。
ケアラー手帳
さて、今月号では告知記事で spitzibara さんから日本ケアラー連盟について、ご紹介いただきました。
家族等の無償の介護者を支援するための調査研究、政策提言活動を行っている一般社団法人です。
介護者の負担にどのように手をさしのべるべきか、真剣に取り組んでこられてきたことが、活動実績からもうかがえます。ぜひ一緒に活動させていただきたいという思いから、「地域医療ジャーナル」として応援会員(団体)として協力させていただくことにしました。
ケアラー支援事業として、「ケアラー手帳」を発行しておられます。
早速、使ってみたいと思います。
関心のある方はぜひとも、ウェブサイトをごらんください。
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それではこのあたりで。また、来月。
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