地域医療ジャーナル

2018年03月号 vol.4(3)

食事と健康 第1回「早食い」

2018年02月24日 12:26 by kangosyoku_no_ebm
 これまで、「看取り」「体位変換」「末梢静脈カテーテル」と、単発的に記事にしていましたが、今回から(不定期的になるとは思いますが)シリーズものの記事も始めてみようと思います。    
 
 シリーズのテーマにするのはタイトルの通り「食事と健康」です。なんとも大雑把で広くて曖昧なテーマだと自分でも思いますが、まぁとにかく「食事と健康」にまつわるアレコレについて書いていけたらと考えていますので宜しくお願い致します。    
 
 さて、「食事と健康」というテーマを考えた時、なんとなく最初に頭に浮かんだのはやはり「肥満」です。厚生労働省が発表した平成28年の「国民健康・栄養調査」[1]によると、肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合は男性31.3%、女性20.6%にも及ぶようです。この数字自体はここ10年で大きな変化があるわけではないのですが、依然として重要な問題である事には変わりません。    
 
 肥満と疾患の罹患については様々な研究があります。    
「肥満者(BMI≧30)は正常者(BMI18.5-24.9)よりも急性心筋梗塞リスクが1.8倍高い(1.28-2.52)」[2]という報告があったり、「BMIが1上がるごとに男性では5%、女性では7%心不全の発症リスクが上がる。また、肥満者(BMI30以上)はBMI正常の者よりも心不全発症リスクは2倍上がる」[3]という報告があったり、「肥満は11の癌リスク(食道腺癌、多発性骨髄腫、胃噴門部癌、結腸癌、直腸癌、胆道系癌、膵臓癌、乳癌、子宮内膜癌、卵巣癌、腎臓癌)と関連がある」[4]という報告があったりと、「肥満は様々な疾患の罹患と関係がある」ということはもう疑いようがないことのように思います。
 こういったことからも、肥満を予防することは大変意義があります。
 
 では、どういった食行動が肥満と関係があるのでしょうか?そして、どうすればそれは修正できるのでしょうか?  
 今回の記事では特に「早食い」について取り上げていきたいと思います。  
 
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