先月2月号の記事「ケアラー支援への思い」でケアラーの立場から支援について書き、広島でのケアラー支援講演会の告知をさせてもらったばかりですが、その講演会の直前、米国から関連の大きなニュースが飛び込んできました。
全米退職者協会(AARP)の肝いりで米国議会に提出されていた超党派の法案が議会を通過し、1月22日にトランプ大統領が署名して、家族介護者支援法、the Recognize, Assist, Include, Support, and Engage (RAISE)Family Caregivers Act が成立しました。RAISEとは法律タイトルのRecognize、Assist、Include、Support、Engageという各単語の頭の一文字ずつを取った法律の通称で、RAISEには給料や気持ちを「上げる」という意味合いがあります。タイトルをすっきりした日本語に訳すことは難しいのですが、家族介護者への認知度を高め、官民を挙げて家族介護者への支援を充実すべく、国家戦略を打ち立てることを謳った法律となっています1)
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