地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2018年10月号 vol.4(10)

医療従事者の理想の強請

2018年09月24日 03:28 by kangosyoku_no_ebm
2018年09月24日 03:28 by kangosyoku_no_ebm
 「自分の勤務中に亡くなるかもしれない容体の悪そうな患者を選んで、消毒液を混入した」[1]
 
 これは、ニュースでも大々的に取り上げられていた大口病院での殺人事件の容疑者の言葉です。
 
 容疑者は他にも、「自分が勤務のときに亡くなると、家族への説明が面倒だった」と供述しているそうです。
 
 確かに、「自分の勤務帯で亡くなって欲しくないとは思う」という看護師は一定数いるでしょう。
 
 しかしそう考えていたとしても、「亡くなった時はきちんと対応する」という看護師がほとんどだと思います。
 
 さて、今回取り上げたいのはこの事件そのものではなく、この事件に対する療養病院で働いている方と思われるTwitterアカウントの一連のツイートです。
 
 ※本稿では特定個人に対して思うことというより、発言を聞いての雑感をつらつらと書いていきます。
 
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

[特別寄稿] エビデンスを説明することの不可能性

2022年11月号 vol.8(11)

モダニズムの解体に垣間見るエビデンスと現実の接点

2022年11月号 vol.8(11)

患者にとっての「エビデンス」とは

2022年11月号 vol.8(11)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2023年3月号 vol.9(3)

「世界なんて簡単に変わるはずがない」 多くの人は疑いようのない事実だと考えてい…

2023年2月号 vol.9(2)

渦中にいると気づかないぐらい ささいな判断の違いが 後になって大きかったとわか…

2023年01月号 vol.9(1)

人らしさ それは人間が持つ、魅力的で神秘的なもの。 その聖域が 人工知能(AI…