はじめに
あけましておめでとうございます。
今年もあっという間でしたね。みなさまはどんな一年をお過ごしでしたでしょうか。
私はこの一言に尽きます。
「1年分、年老いた」
疲れやすくなったり、転びやすくなったり、物忘れがひどくなったりと、日々実感しておりますが、それくらいしか変化がない、つまり大きな病気にかかったりしていないというのはとても喜ばしいことなのだとポジティブに考えております。
今回はお正月ということで、ねこ薬局はお休みです。
どうやら忘年会ということで、ねこ薬剤師たちははかせの自宅に集まり、仲良くおしゃべりしているようです。
では、正月配信スタートです。
ねこでも読める医学論文 第5話
「お正月にアイスクリームを食べる」

はかせ「いやー、食べた食べた。おなかが苦しいよ。」
みに丸「あはは、ボスのおなかがぽよんぽよんだ。」
はかせ「いやいや、きみもたいがいだぞ。おなかがぽっこりしているではないか。」
みに丸「だっておなかいっぱいなんですよ。食べすぎました。それにしても、ボスは料理がうまいですねぇ。」
はかせ「だろぉ?きみも料理くらいできるようになっといたほうがいいぞ。いまどきの男子たるもの料理くらいできんとな。」
みに丸「お料理男子ですか…。ボスはどちらかというとお料理おじさん…。イテッ。年越し間近なんだから、ぼくを叩くのはこれで最後にしてくださいよ。」
はかせ「きみも、私をバカにするのはこれで最後にしてもらいたいね。」
みに丸「そうですね。平和にいきましょう!いやぁ、サバの味噌煮、うまかったなぁ。ぼくもつくれるようになりたいな。」
はかせ「お、おう…。そ、それはチンしただけなんだが…。私の肉じゃがもうまかっただろう?」
みに丸「いやー、うまかった。サバの味噌煮がうまかった。」
はかせ「……。」
みに丸「さーて、食後のアイスを食べようかな。コンビニで買ってきたんですよ。ハーゲンキャッツのアイス。」
はかせ「げっ。こんな寒いのに、アイスを食べるのかい?」
みに丸「暖房の効いた部屋で、こたつに入ってほかほかしながら食べるアイスは最高なんですよ。はむっ。くーぅ、頭がキンキンするぅ!」
はかせ「きみ、おとななんだから、ゆっくり食べたら?アイスクリームによる頭痛はゆっくり食べれば軽減するよ。実はそういうエビデンスもある。」
みに丸「げっ。こんなときに論文の話ですか?」
はかせ「まあ、いいじゃないか。真面目でお堅い論文じゃないからさ。なんと、中学生くらいの10代の女の子が書いた論文なんだよ。」
みに丸「えっ!そりゃすごいですね。」
はかせ「興味が沸いただろう。先月のビタミンCの論文と同じく、これも短い論文なので初心者向けだと思うよ。こたつでまったり論文を読むってのも粋じゃないか。」
みに丸「しょうがないなぁ。ボスがそんなにぼくと論文を読みたいなら付き合ってあげますよ。ハーゲンキャッツを食べ終わるまで待っててください。はむっ。くぅ〜、うめえ〜!」
はかせ「ずいぶん上からだなぁ。まあいい、準備しておくよ。」

さて、前回同様、ここからは論文を手元に置いて、ねこ薬剤師たちと一緒にお楽しみ頂ければと思います。
対象論文[1]のURLはこちらです。
とても短い論文ですね。
では、参りましょう。
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