地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2019年02月号 vol.5(2)

[報告] その医療健康記事、どう読みますか? 「メディアドクター研究会 in 中部」を開催

2019年01月23日 08:04 by bycomet

 このたび、「地域医療編集室|地域医療ジャーナル」が企画協賛させていただきました、「メディアドクター研究会 in 中部」のイベント報告を掲載いたします。地域医療編集室メンバーからの寄稿記事です。(編集長)

 

 巷にあふれる、医療や健康に関するニュース。 あなたは、どのように受け止めていますか。伝えていますか。 どのような道を経てあなたの元に届けられたのか、考えたことはありますか。 2018年12月9日に、愛知大学名古屋図書館で「メディアドクター研究会 in 中部」を開催しました。


愛知大学名古屋図書館のディスカッションルームが今回の会場。機能美に溢れた空間。学生さんが羨ましい。

【メディアドクター研究会とは】

 メディアドクター研究会は、医療に関する報道のあり方を学ぶ集まりです。オーストラリアで産声を上げ、世界各国での活動記録があります。

 もともとは医療報道の品質向上を目的に、医療専門職や新聞記者などが協働して報道を “診る” 活動 (=メディアドクター) として進められてきましたが、日本には他国にない特徴が3点あります。

 1点目は「定期的に開催されている」こと。他国での活動が休止する中、日本では現在まで「定例会」と呼ばれる勉強会を隔月で継続的に開催しています。

 2点目は報道記事の評価を行う以外に、医学文献の探し方のレクチャーや報道に至るまでのプロセスを紹介する時間など「記事の背景をより深く知る場を設けている」こと。

 3点目は「専門知識を持たない一般の方や学生、患者などが多く参加している」こと。専門家による有志の活動が、一般向けの「ヘルスリテラシー」学習の場としても機能しているのです。

 これらの特徴や立場の多様性が、活動継続の鍵になっているのかもしれません。

 
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

[報告] 「どうせ死ぬんだから」~治療の無益性にまつわる3つの情景~

2020年07月号 vol.6(7)

[報告] 死は終わりではなく、単なる句読点

2020年07月号 vol.6(7)

[寄稿] 「どうせ死ぬんだから」参加者からのコメント

2020年07月号 vol.6(7)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2020年07月号 vol.6(7)

誰にもいつか訪れる時間。 それは遠い未来かもしれないし、近い未来かもしれな...

2020年06月号 vol.6(6)

なくなって困るものもある。 なくなっても困らないこともある。 「医療に依存...

2020年05月号 vol.6(5)

人類の「目に見えない敵」との戦いは、 いまだ先が見通せません。 世界中の人...