地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2019年08月号 vol.5(8)

2019年8月号の編集後記

2019年07月31日 07:27 by bycomet

 

 

 今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

拘束されて「安全だ」

 身体拘束のエビデンス では、身体拘束を受けた患者側の調査結果が報告されていました。

患者で身体拘束についてネガティブな感情(e.g.ひどい,苦痛)を抱いていたのは52%(25人中13人)と約半数でした。逆にポジティブな感情には「大丈夫」「安全だ」というものがありました。

 正直、ちょっと戸惑いました。身体拘束を受けながらも、「大丈夫」「安全だ」という意見があることを。聞いてみなければわからないものです。

 身体拘束はひどい、できることなら身体拘束したくない、誰もが当然そう思うことでしょう。もちろん、可能な限り避けるべきです。しかし、せざるを得ない状況が、医療現場ではしばしば発生するわけです。

 身体拘束したい人などいません。罪悪感を抱きながら行う身体拘束、これは医療者にとってもつらい経験です。そんなとき、やむを得ないことだから大丈夫、むしろ安全という声もあるということは、わずかな救いになることでしょう。

 あなたの実感は、あなただけの視点かもしれません。当事者の声に耳を傾けることの大切さを、あらためて切実に感じる記事でした。

 みなさまは、どのように感じられたでしょうか。

 

主催イベント開催します!

 さて、まずは告知から。地域医療編集室 主催のトークイベントを開催いたします。秋の企画特集に連動した初のイベントとなります。ぜひご参集ください。

 情報の高度なデザイン化が進みつつある現代社会で、医療・健康情報はどのように発信され、また日常生活にどのような影響をもたらしているのでしょうか。このトークイベントでは、医療・健康情報を取り扱う様々な立場の専門家にご登壇いただき、情報との向き合い方について、多面的な視点で議論したいと考えています。

 開催概要は下記の通りです。

開催日:
2019年9月22日(日) 16:00~17:30

会場:
神保町ブックセンター 
東京都千代田区神田神保町2丁目3−1

テーマ:
「表現としての医療・健康情報―情報をデザインし発信するということ」

主催 地域医療編集室

 開催日は日曜日ですが、連休の中日になります。

 今、医療情報発信の先端を走る注目の登壇者をお迎えいたしました。地域医療ジャーナル連載記者も登壇されます。

 チケット予約開始しております。ぜひお見逃しなく!

Peatix: 表現としての医療・健康情報—情報をデザインし発信するということ 

 

秋の企画特集「これからの医療・健康情報におけるキーワード」

 毎年恒例となっております、秋の企画特集。今年のテーマは「これからの医療・健康情報におけるキーワード」です。

 医療情報の真偽が話題になることも多くなっています。本誌がこれまで追求してきた中心テーマである医療情報について、多様な立場からの論考を集めたいと考えております。

 トークイベントから企画特集への一連の流れを通して、あらためて情報発信のあり方を見つめ直すことができれば、と思います。

 ぜひとも、読者登録をお願いいたします。

 

新企画「#エビダス」募集中

 2019年5月号から掲載がはじまった新企画「#エビダス」。ツイッターなどでエントリーされた疑問を、地域医療編集室「#エビダス」編集チーム がお答えいたします。

 疑問のエントリーを募集しております。読者のみなさまも、ぜひどうぞ。


 これから順次活動を広げながら、持続可能な企画へ育てていきたいと思っております。ぜひとも、情報発信や参加などでご協力ください! 

 詳しくはこちらをどうぞ。

2019年04月号 vol.5(4) エビダス 新企画「#エビダス」はじまります

 この企画に関わっていただけるライターも募集しております。

 興味のある方は、地域医療編集室にご参加ください。

 

地域医療編集室、メンバー募集中!

 2018年5月、地域医療ジャーナルは公式オンラインサロン「地域医療編集室」を開設いたしました。

「エビデンスのやさしさと癒し手のあたたかさ」をもって医療を変えていこう、というコンセプトです。

 医療をアップデートするための新しい取り組みを、一緒に学び、考え、実践していく人々が集まる場をつくっていきたいと思います。

 参加には月額料金を設定させていただきますが、参加条件はありません。医療に従事していない方も大歓迎です。

 特に、医療におけるエビデンス・情報発信・音楽の活用のいずれかの分野に関心があり、楽しく積極的に参加できる方が適しています。

 地域医療編集室内にある「地域医療ジャーナル運営チーム」では特集号のご意見を募集しています。ぜひ、ご検討ください!

これからの医療を考える本格的医療コミュニティをつくりませんか?

 

 それでは、今月はこのあたりで。

 また来月、お会いしましょう。

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