地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2020年07月号 vol.6(7)

HPVワクチンと「死ぬからこそある医療」

2020年06月29日 11:36 by kangosyoku_no_ebm
2020年06月29日 11:36 by kangosyoku_no_ebm
 最近、「HPVワクチンってなんのワクチンですか?」と聞かれることがありました。
 
 個人的には「HPVワクチンは本当に安全で効果的なのかが議論されている」と多くの人は考えているものだと思っていたのですが、人によってはもっと前の段階でストップしている、もしくはリーチしていないこともあるのだろうと改めて感じました。
 
 自分自身これまでHPVワクチンについてまとめていませんでしたが、COVID-19のワクチンの試験が世界的に行われつつあることから、ワクチンへの関心も改めて高まっているのではないかと思います。
 
 また、そんなHPVワクチンの現状と、5月に行われた地域医療編集室主催のトークライブ「どうせ死ぬんだから~治療の無益性にまつわる3つの情景~」を観て感じたこと、加えて、名郷先生が著書の「健康第一は間違っている」[1]で論じられていた「死なないための医療」と「死ぬからこそある医療」について考えていると、なんとなく自分の中で少し形になってきたような感覚があったので、その考えも含めてまとめてみようと思います。
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