先日のウエブ・セミナー「どうせ死ぬんだから~治療の無益性にまつわる3つの情景~」では、名郷先生、新城先生、CMJ編集長を含め運営サイドの皆さま、また視聴してくださった方々にも、大変お世話になり、ありがとうございました。終了直後から、私があれほどピャラピャラと不用意な発言をしなければ、先生方のお話がもっと深まったのでは……と反省することしきりだったのですが、そこはもはやどうすることもできず、私自身は発見することの多い、スリリングで楽しい一時を過ごさせていただきました。
一番大きな発見は「そうかぁ。お医者さんも辛いのかぁ。へぇ。『逃げ出したい』くらいなんだぁ。『いつだって診察室から逃げ出したいくらい』辛いのかぁ。知らなかった……」。これから医療について考えるにあたって、「向こう側」への想像力の起点となる発見を拾った、とホクホク感があります。
また個人的に印象に残り、これからも考えてみたい課題としたいのは、「もうこれ以上できることはありません」という医師の言葉について。それから「なぜ医師と患者の間では『対話』が成り立ちにくいのか」という問題でした。
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