この世には、僕たちがどれだけ注意を払おうが、どれだけ健康に気を遣っていようが、避けられない疾患があります。
生活習慣病を改善して、たとえ”がん”を防ごうが、”糖尿病”を防ごうが、防いだその先に別の病気が待ち構えている場合があります。
”難病”です。
僕がいま訪問している利用者の中に、”多系統萎縮症”の方がいます。
高橋はるみさんという方で、2015年に”多系統萎縮症”を発症しました。
この病気は、自律神経障害や錐体外路症状やパーキンソン症状を呈し、発症後は平均5~8年で亡くなる進行性の難病です。
最初はパーキンソン病と間違われることが多く、確定診断まで非常に時間を要してしまうこともあります。
はるみさんは、20年近くスナックを経営し、いまもなお闘病しながら体調に合わせてお店に出ています。
話をすることが好きな方ですが、症状の進行に伴い徐々に自分で行えることが少なくなっていきました。
最近は、ちょっとした家事ですら、人の手を借りないと行えない状態となっています。
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