読者の皆さま、ご機嫌はいかがですか?
いつも読んでいただきありがとうございます! 鍼灸師の木津です。
今回は 8月号にも執筆していただいた粕谷大智さんに東大病院の中での鍼灸について教えていただきました!
あの東大ではどのように鍼灸を行っているのか、私も興味津々です!
※ 本編の前に8月号と10月号の訂正がございます。
☆8月号:粕谷先生のお名前に誤りがございました。「粕屋」→正しくは「粕谷」です。
☆10月号:下から2ブロック目のCOVID−19に関する段落の「回復期における〜」から始まる文章が途中で途切れておりました。→ 正しくは「回復期における後遺症として疲労感、呼吸困難、心臓異常、認知機能障害、睡眠障害、心的外傷後ストレス障害、筋肉痛、集中力低下、頭痛などが報告されており3)、それらに対して鍼灸治療で対応するケースが東北大学病院、出てきており、これまでに頭痛、頸部痛などの施術を行わせて頂いております。
3) Harry Crook et al. Long covid-mechanisms, risk factors, and management. BMJ
. 2021 Jul 26;374:n1648.」
これに関連しまして、参考文献が増えたため、以前の3)が4)になります。
申し訳ございませんでした。両方ともに訂正済でございます。
それでは、本編をどうぞお楽しみください!(木津)
医療機関内における鍼灸の役割と実際
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 鍼灸部門 粕谷大智
Ⅰ. はじめに
東京大学医学部附属病院(以下、東大病院)では、現在リハビリテーション部の中に鍼灸・物理療法部門があり、鍼灸師が常勤しています。鍼灸・物理療法部門は鍼灸治療(自由診療)を中心に、指圧・按摩・マッサージ等の手技療法、温熱・電気療法等の物理療法を用いて、痛みの軽減を中心に拘縮予防、血行改善等の治療を行っています。特に鍼灸治療(自由診療)は大学病院内で行っている数少ない施設であり、スタッフは鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師の免許を持つものが東洋医学的物理療法の臨床・研究・教育に従事しています。
本稿では、東大病院の鍼灸治療の歴史から、臨床の実際、医療の中における鍼灸の役割、今後の課題について紹介いたします。
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