地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2022年08月号 vol.8(8)

「あはき」ってご存知ですか? 鍼灸マッサージ師の理想の教育について

2022年07月28日 03:06 by masayoshi
2022年07月28日 03:06 by masayoshi

 

読者のみなさま、いつもご覧いただきありがとうございます。

はり師・きゅう師の木津です。

第8回と9回で鍼灸マッサージ師の理想の教育について沿革と展望と第して論じて参りました。

第10回は大学で教育に携わってみえる粕谷大智さんにこれからの教育についてお勤め先の新潟医療福祉大学を主に書いていただきました。

「はじめに」まで無料でご覧いただけます。よろしければ読者登録お願いいたします!

 

 

新潟医療福祉大学 鍼灸健康学科における新しい鍼灸医療の発信

新潟医療福祉大学 リハビリテーション部 鍼灸健康学科 開設準備室長 粕谷大智

 

1.はじめに

私は2022年3月まで東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門の主任として33年間勤務し、臨床・研究・教育に従事してきました。その間、東大病院や東大関連のサテライト施設では鍼灸師が常勤、非常勤などで勤務し、医療の中で鍼灸の役割を提示してきたものの、それが全国的に広まっているか、他の医療機関ではどうかというと、なかなかそうではないのが現状でありました。医療の中に鍼灸がもっと認知されるにはどうしたら良いのか?そんな想いを絶えず持ち続けていました。新潟医療福祉大学から鍼灸学科の開設のお話があり、お声がけがあったときに、大学の母体であるNSGグループを含めて、ここでは卒前から卒後にかけてチーム医療の中で鍼灸師を育成するような土壌を作ることができる、鍼灸が医療の中で多くの役割を提示できる可能性があると感じました。今回はその具体的な内容と今後の展望について述べて参ります。

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