読者のみなさま、こんにちは。
今年は夏場になってもまだ、ウイルス感染症が落ち着かないように感じます。いかがお過ごしでしょうか。
これまでは、かぜの研究について、気の赴くままに書いてきました。アセトアミノフェンの効果や意外な側面、そして小児の解熱薬やかぜ薬事情について、紹介してきました。
前回は、せき止め・かぜ薬については症状を緩和するという根拠が十分ではなく、稀に突然死や重篤な有害事象のおそれがあるため、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは小児への市販のせき止め・かぜ薬は使用が規制されていることをご紹介しました。
日本ではいまだよく使われていますが、現場からの見直しが必要でしょう。
さて、それではかぜ薬にはどの程度の効果があるのか、確認しておきたいと思います。
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