地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2015年09月号 vol.1(7)

NSAIDsはかぜに効く?

2015年08月19日 02:11 by bycomet

 読者のみなさま、こんにちは。

 「かぜひいたので、びしっとすぐに効く薬ください。」 

 このような希望は外来ではよく聞かれます。もしかすると薬局でも同じかもしれません。

 こんな時には、解熱鎮痛薬の非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)が処方されることが多いでしょう。例えば、ロキソプロフェン(ロキソニン)やイブプロフェン(ブルフェン)などの薬です。

 「昔は、よく注射をしてもらったものだ。」

 このように、暗に注射を求められることもあります。この注射の中身もおそらくNSAIDsだったのでしょう。

 ところが、これまで見てきた通り、かぜの治療にはあまりはっきりとした効果が証明されているものはありません。そして、副作用には十分な配慮が必要です。副作用が少ないとされるアセトアミノフェンでさえも、気になるデータがあることは、以前この連載でも指摘したところです。

 それでは、かぜに対するNSAIDsの効果はどうでしょうか。今回はこの疑問について、整理しておきたいと思います。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

インフルエンザ感染症と比較する新型コロナウイルス感染症

2021年02月号 vol.7(2)

「体を温めて免疫力アップ」で本当に感染症は予防できるの?

2020年04月号 vol.6(4)

インフルエンザウイルスの排出はしばらくつづく

2019年03月号 vol.5(3)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2022年01月号 vol.8(1)

サステナビリティ 連綿とつづいている人類を つないでいくための キーワード...

2021年12月号 vol.7(12)

希望ってなんだっけ この先にどんな未来が待ち受けているのか 森はつづくのか...