地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2021年02月号 vol.7(2)

記事タイトル一覧

コロナ禍における介護施設の面会禁止再考:家族を「エッセンシャル・ケアラー」と捉える視点

記事テーマ:感染管理

新型コロナウィルスの感染拡大によって、高齢者や障害児者の入所施設では面会を禁止したり制限したりする措置が取られてきました。私たち夫婦も、第1波の時には3か月間まったく娘に会えませんでした。その後は短時間の対面面会や外出が認められていた時期もあったのですが、や…

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ケアとしてのクーリング、「Why?」という問い

記事テーマ:看護の視点

最近、弊ウェブサイト「看護職のEBM」にこんなメッセージが届きました。 「ルーチンの頭部、腋窩、鼠径のクーリングって効果あるの?特に頭部クーリングは体温低下に効果があるのか非常に疑わしい。これがルーチンになっていることで、体温がなぜ上がっているのか、を考える…

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英国の「障害のある私も、ちゃんと治療してください」キャンペーン

記事テーマ:障がい

新型コロナウイルス感染が拡大する中、認知/知的/発達障害のある人たちが感染したり濃厚接触者になったりした際に医療機関でどのような体験をしているのだろうと、とても気になっています。コロナ禍以前から、医療現場には知的障害のある人たちをめぐって、私が「迷惑な患者」…

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【動画】ホスピタルアート制作~聖マリアンナ医科大学病院

記事テーマ:アートと医療

クラウドファンディング無事に達成いたしました。 ご支援していただきました皆様、 本当にありがとうございます。今回の動画は去年の3月新型コロナウィルスが広がり始める直前に 聖マリアンナ医科大学病院でホスピタルアートを制作しました。制作に関わっていただいた…

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インフルエンザ感染症と比較する新型コロナウイルス感染症

記事テーマ:かぜの研究

2021年1月現在、新型コロナウイルスの感染は世界規模で拡大し続けており、日本でも指数関数的に感染者数が増加しています。他方で、先月もご紹介したようにインフルエンザの定点当たりの報告数は、前年同月比で激減しています。【図1】インフルエンザ定点当たり報告数推移…

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ねこでも読める医学論文 第29話「本物の治療と見せかけたニセ治療 vs ニセ治療と説明したニセ治療!」

記事テーマ:ねこ読め

はじめに第27話は「味覚に対するプラセボ効果(水道水の味を評価。パッケージだけ変えて比較)」に関する報告を、そして第28話は「腰痛患者に対し、痛みの増強を予期させる説明をすることで痛みが誘発される可能性がある(同様のエクササイズを実施。エクササイズに関する説…

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[告知] Quotomyのご紹介

記事テーマ:告知

地域医療ジャーナル読者の皆様、はじめまして。医師と医学知見の新しい出会い方を提供するサービスQuotomyを運営しています、大谷隼一と申します。皆様もご存知のとおり、膨大な医療情報の渦に巻き込まれ、現代社会で本当に信頼のおける医療情報を手に入れるのは簡単では…

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[告知] 音楽で思い出を再生する ~音楽の持つ可能性~

記事テーマ:告知

株式会社フェイス 音楽医療事業 リーダー 中務 佐知子厚生労働省の発表によると、2025年には国内認知症罹患者数は700万人を超えると推測されています。また軽度認知症者や65歳未満の若年性認知症者を合わせると、より大きな数値になることは言うまでもありませ…

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2021年2月号の編集後記

記事テーマ:編集部から

原始的な感覚の世界から視覚・聴覚のみの世界へぼくたちが、人と直接対面してコミュニケーションするとき、いろいろな感覚を使います。(感覚器が正常に機能している場合)原始的な感覚には視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚・温痛覚のような表在感覚などがあるでしょう。これらの感…

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「世界なんて簡単に変わるはずがない」 多くの人は疑いようのない事実だと考えてい…

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渦中にいると気づかないぐらい ささいな判断の違いが 後になって大きかったとわか…

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人らしさ それは人間が持つ、魅力的で神秘的なもの。 その聖域が 人工知能(AI…