読者のみなさま、こんにちは。
さて、今回もかぜの時によく処方されている薬について。前回のトラネキサム酸につづいて、今回は去痰薬です。かぜの時には痰がからんで不愉快だったりしますが、そういった症状のときに、痰切りとか痰を出しやすくします、といった効能で処方されているようです。
上気道炎の去痰にも
効能・効果はどのようになっているでしょうか。代表的なムコダイン(L-カルボシステイン)について確認しておきましょう。
効能・効果
○下記疾患の去痰
上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、急性気管支炎、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核
○慢性副鼻腔炎の排膿
ということで、こちらは上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)でも処方できることとなっています。
海外でもよく処方されているようで、今回紹介する論文の序文にはこのように紹介されています。
読者コメント