今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。いかがだったでしょうか。
ご意見・コメントは「読者コミュニティ」やツイッター(ハッシュタグ #地域医療ジャーナル )までお寄せください。
もし効果がなかったとしたら
例えば、新しい治療について。医療者には「効果があるとしたらどのくらいだろう」「どう使ったらいいのだろう」という点に意識が向きがちになる傾向があるでしょう。
よりよい医療を提供したい。その思いが強いからなのでしょう。その反面、「もし効果がないとしたら」「もし害があるとしたら」という点には、つい疎くなってしまう傾向がないでしょうか。
医療記事や報道を目にするときには、特に気になります。「いいことばかり書いてあるなあ」と。
効果を追い求めることは、効果がないものを切り捨てる姿勢につながっていくのではないでしょうか。
医療情報を検索するときや論文を読むときには、自然に目がいく「メリット」ではなく、思わず目を背けたくなる「デメリット」や「害」についても目を向けたい。
記事をつくるときにも、ここを強く意識したいと思います。
今月もイベントレポートを掲載
今月は、ぼくが主宰するオンラインコミュニティ「地域医療編集室」の傘下で活動している「にしこく編集室」から、初めてとなるメンバー活動報告がありました。ご寄稿いただき、ありがとうございました。
「モバイル屋台ぶんじ」はオンラインサロンから発展した自主活動です。地域医療ジャーナルでは、このような活動展開を支援し、推進していきたいと考えております。
関心のある方は、ぜひ「にしこく編集室」の活動にご参画いただければと思います。
地域医療編集室、メンバー募集中
さらに、「地域医療編集室」ではこのようなイベント企画等に参画したい方を募集しております。「エビデンスのやさしさと、癒し手のあたたかさ」をもって医療を変えていこう、というコンセプトです。まだまだ小さな活動ですが、メンバーで意見交換しながら、ひとつひとつ構想を実現させていきたいと考えております。
参加には月額料金を設定させていただきますが、参加資格要件はありません。医療に従事していない方も大歓迎です。
特に、医療における「エビデンス・情報発信・芸術」の活用、のいずれかの分野に関心があり、楽しく積極的に参加できる方が適しています。
ぜひ、ご検討ください! 詳細はこちら。
動画投稿も募集中
長くて硬い文章ではなく、短くわかりやすい情報発信を。この延長線上に動画があります。学術論文でも動画のほうが有用であったり、伝えやすい情報があると思います。
学術動画媒体としての新機軸を目指して準備したいと思います。イベント告知、報告のほか、記者投稿も歓迎いたします。
それでは、今月はこのあたりで。また来月、お会いしましょう。
読者コメント