2021年11月号に掲載させていただきました寄稿記事
さっそく、山崎さんから報告記事をいただきましたので、
ご紹介させていただきます。(編集長)
NFTアートを活用したチャリティ~第二回 東京小児療育病院
こんにちは!
小児科病院での花摘みボランティアについて活動のご報告をさせていただきます。
先立って、NFTアートの販売によって得られた資金についてですが、イベントを1回開催できるくらいの資金が集まっております。NFTアートをご購入くださった方々、本当にありがとうございました。
さて、2021年11月8日に開催させていただいた東京小児療育病院での花摘みについて、活動を共有いたします。
連日雨が続いておりましたが、当日は天気に恵まれ快晴でした。
前回同様に、午前中に外来やリハビリに来る患者様に対して、
好きなお花を3本お選びいただき、お渡しさせていただきました。
ボランティア担当職員のみなさまを中心に、病院全体で活動を盛り上げてくださいました。
今回は、車椅子やバギーを使用している患者さんが多いと情報を受けていたので、お花屋さんがビニールバックを用意してくださいました。
「お花なんて初めてだね」と子供に話しかけるお母さんと、少し緊張した様子で嬉しそうにお花を選ぶお子さんがたくさんいました。お兄ちゃんと同じお花を選ぶ男の子の兄弟や、おうちで待っているお母さんのためにお父さんと一緒に選ぶ子、入所している子供のお見舞いに来ているお母さん、ちょうどお誕生日だというお子さんも来てくれたり、約80名の方にお花をお受け取りいただきました。
「このような素敵なイベントをしてくださり、ありがとうございます」と笑顔でお礼を伝えてくださる方や「お花なんて普段飾らないから、嬉しいです」と伝えてくださる方もおられて、私たちの方が元気や癒しをたくさんもらった日となりました。
そしてやっぱり、子供がお花を手にした瞬間の表情や笑顔は何にも変えがたい、大切で幸せな場面だなぁと改めて思いました。
様々な方のご協力があって、無事に第2回を開催させていただくことができました。
本当にありがとうございました。
東京小児療育病院 看護師ブログ「にじいろ日記」にも、今回の活動が取り上げられていますので、ぜひご覧ください。
https://www.kakufuh.com/blog/20211117.html
ここで改めて、ご協力くださっているお花屋さんの紹介をさせていただければと思います。
虎ノ門にあるhananeさんにご協力いただき、チャンスフラワーを使用しています。
チャンスフラワーとは、茎の長さや太さがまばらだったり、花の大きさが基準に満たなくて通常の花市場の流通に乗らないお花で、これまで破棄されたり刻んで土に還らされたりと価値がつきづらかったお花です。
行き場のないそれらの花をhananeさんが買い取ることで、生産者が愛情を込めて育てたお花を1日でも長く楽しめるようにと取り組まれています。今流行のサステイナブルな取り組みだなと思います。
また、チャンスには「偶然の好機」「可能性」という意味があり、私たち人間にもそれぞれ活躍の場所があるように、花にもそれぞれ咲く場所があって気軽に手に取れるチャンスフラワーでたくさんの笑顔が咲くようにという願いが込められているそうです。この活動にぴったりのお花だな、と思っています。
病院で治療をしていたり通院している子供の笑顔を増やせるように、これからも取り組ませていただきたいと思っています。応援してもらえると嬉しいです。
第3回目は12月 西多摩療育センターで開催させていただく予定です。
ここまでお読みいただいたことと、執筆させていただく機会に心よりお礼申し上げます。
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