さて、前回はベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬の漫然とした使用について考えるためのベースとなるお話をさせていただきました。
すると、ちょうどタイミングよく、この地域医療ジャーナルの記者でもある青島周一先生がベンゾジアゼピン系薬についての論考をまとめて、ブログに投稿してくださっておりました。
『高齢者に対するベンゾジアゼピン系薬剤【20分レクチャー】』
エビデンスの解説だけでなく、「適切」か「不適切」かを考える際のポイントとなる考察を的確に述べておられるので、ぜひ読んでみていただきたいです。
それでまあ、私が言いたかったけども上手く言葉にできそうもないことまで言語化して書かれておられるので、もう今さら私が何か付け加えることもないんですけど、せっかくなので青島先生の捉え方で高齢者に対する抗精神病薬の使用の不適切性について捉え直してみると面白いんじゃなかろうかと思って、今回はそれにフォーカスした記事を書いてみたいと思います。
名付けて『高齢者に対する抗精神病薬』です(まんまじゃないか……)
便宜上、「高齢者の……」としましたが、一部を除いて認知症に対するエビデンスを引用してますので、その点は注意してお読みいただければと思います。
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