0.はじめに
皆様、お元気ですか?実は先月お休みを頂いておりました。連載開始以来初めてでしたが、少し充電させて頂きました。この間、少し新たな取り組みも模索していきたいと思っていますが、私自身の連載も改めてゆる〜く継続して行きたいと思っています。
今月は、非薬物療法についてです。今月からあらたな展開として、非薬物療法の一環としての“社会的処方 social prescribing”を徐々に紹介していこうと思います。耳慣れない方も多いかと思いますが、格差が拡がる世界各国において、健康格差に影響を与えている健康の社会的決定因子(Social Determinants of Health:SDH)を意識しましょうということです。実は2018年6月に三重県で開催された日本プライマリ・ケア連合学会学術総会「三重宣言2018」において、プライマリ・ケア連合学会も本格的にこの問題に対して取り組んでいくことを宣言しています。
まあ、難しい話はさておき、健康になるための処方箋において薬ではない処方について、更にこの連載で紹介を続けられればと思っています。 それでは、今月も最後までお付き合いくださいませ!
1.ある日のひとこま
**********こんなことを経験しました**********
患者さん「先生、うちのだんななんですけど、盆栽が大好きなの」
わたし「あ、そうなんですね。良いじゃないですか、盆栽。」
患者さん「まあね。趣味があるのは良い気もするんですけど、結構没頭しちゃって。」
わたし「ああ、あれって結構お金かかるんですよね?」
患者さん「そうなのよ。なんか品評会に出すとか言っちゃってさ。まあでもぼけ予防には良いかもね。あははは」
わたし「ぼけ予防ですかあ・・・・」
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