読者のみなさま、今月号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お忙しい中、ご寄稿いただきました記者のみなさまには、感謝申し上げます。
コロナ禍は終わったのか?
緊急事態宣言が解除されて、平穏な日々を少し取り戻したように見えます。コロナ禍は過ぎ去ったようにも見えます。そう見えてはいるのですが、安心してよいのでしょうか?
ニュースは毎日、国内の状況を伝えていますが、伝えているその報道は本来の姿なのでしょうか?
一時おさまった後に第二波が押し寄せる、という予測もあります。実際に第二波の対策に追われている国もあります。
日々刻々と更新される情報に、翻弄されていく毎日。人々の盲点を突き、人々の心を弄ぶようなコロナ禍。
未来のことは誰にもわかりませんが、この先の不安にこれからどう立ち向かっていくか、その姿勢が問われるときがいずれやってくるでしょう。
新しい価値観のなかでどう生きていくか、本誌でもいろいろな意見をいただきながら、少しずつ時代を見据えていきたいと思います。
新連載開始
インフォグラフィックの新連載がはじまりました。記者は noriyoshi_kawana さん。
2019年9月の主催イベント「表現としての医療・健康情報—情報をデザインし発信するということ」にご登壇いただき、2019年10月号には [特別寄稿] デザイン・コンパス ― 医療情報を「伝える」から「伝わる」にする技術 をご寄稿いただいたことがあります。
医療デザインの専門家の視点から、医療情報をどのように伝えていくか。連載を通して、インフォグラフィックや医療デザインについて考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
主催イベント開催
地域医療編集室では第5回イベント 「どうせ死ぬんだから」~治療の無益性にまつわる3つの情景~ を2020年5月30日にオンライン開催いたします。初のオンライン開催となります。
障害をもつ家族をかかえる介護者(ケアラー)と、緩和医療・在宅医療に取り組んでいる医師が「治療の無益性」について3人で語りあうトークライブです。本誌記者の spitzibaraさん、特別顧問の naoki_nagoさんにもゲストスピーカーとしてご登壇いただきます。
後日、レポートやダイジェストも予定しておりますので、そちらもお楽しみください。
地域医療編集室、メンバー募集中
オンラインコミュニティもひとつの転機を迎えています。
リアル(対面)ではない「つながりの存在意義」は、さらに高まったと感じています。
地域医療編集室では、「エビデンスのやさしさと、癒し手のあたたかさ」をもって医療を変えていこう、というコンセプトに賛同するメンバーを募集しています。
まだまだ小さな活動ですが、メンバーで意見交換しながら、ひとつひとつ構想を実現させていきたいと考えております。
参加には月額料金を設定させていただきますが、参加資格要件はありません。医療に従事していない方も広く募集しております。
特に、医療における「エビデンス・情報発信・芸術」の活用、のいずれかの分野に関心があり、楽しく積極的に参加できる方が適しています。
詳細はこちら。
それでは、今月はこのあたりで。また来月、お会いできることを願っております。
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