地域医療ジャーナル ISSN 2434-2874

地域医療ジャーナル

2015年08月号 vol.1(6)

生命倫理 (他の号の記事)

キメラ胚やiPS細胞から移植臓器を“畜産”する時代の「臓器培養容器」とは?

今年3月、ついにヒトとブタのキメラ胚の作成に成功、これでキメラを使った臓器移植が現実に一歩近づいた!というニュースがありました。このブレークスルーを報道する日本語記事の冒頭には、…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2017年08月号 vol.3(8)

「無益な治療」を両親が望み続けたケース:「なぜ」への視点転換という希望

今年は2月号、5月号と「無益な治療」論を取り上げてきました。日本の終末期医療をめぐる問題は、多くの人が海外の安楽死や医師幇助自殺など「死ぬ権利」という議論の文脈で論じていますが、…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2017年06月号 vol.3(6)

「無益な治療」論再考1:「無益」と「潜在的不適切」

1月号の記事「『無益な治療』論とDNAR指示」で書いた「無益な治療」論について、最近とても興味深い論文を見つけて読みました。「医学的無益」の定義をめぐる議論が新たに大きく動いてい…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2017年05月号 vol.3(5)

「無益な治療」論再考2:「医学的無益」と「分配(レーショニング)」

私が「重症障害児者からの一方的な治療の引き上げの正当化論」として機能する「無益な治療」論の存在を初めて知ったのは、10年も前のことでした。米国テキサス州で1歳半の難病の男児からの…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2017年05月号 vol.3(5)

「無益な治療」論とDNAR指示

私がこの10年ほどブログで追いかけてきたテーマの中に、海外の「死ぬ権利」をめぐる議論と「無益な治療」論の2つがあります。ご存知のように、前者は「患者の自己決定権」という概念を論拠…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2017年2月号 vol.3(2)

オランダの安楽死 その最前線

おそらく日本の多くの人が海外の「(積極的)安楽死」に抱いているのは、「終末期で余命いくばくもない人に耐えがたい痛み苦しみがある場合に、せめて最後の救済措置として、本人の自己決定に…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2016年11月号 vol.2(11)

「お医者さんたちの『まさか?』な死に方」から「人を癒せる医療」に必要なものを考えてみる

6月6日のワシントンポスト紙(WP)に"The sobering thing doctors do when they die”と題した記事がありました。 The Journa…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2016年09月号 vol.2(9)

米国のオピオイド鎮痛剤のファーマゲドン

4月に、米国人歌手のプリンスさんが急死されました。私は音楽に疎く「名前は知っている」という程度なので、その時はニュース・タイトルだけを読み流したのですが、その後、5月に入って、プ…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2016年06月号 vol.2(6)

「臓器不足」問題は、私たちをどこへ連れていくのでしょう? (前)

金曜夜10時からのTBSドラマ「わたしを離さないで」が3月18日の第10話で終了しましたが、ご覧になった方もあったでしょうか。原作は、カズオ・イシグロの同名の小説。移植臓器の需要…

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2016年04月号 vol.2(4)

「臓器不足」問題は、私たちをどこへ連れていくのでしょう? (後)

「臓器不足」問題は、私たちをどこへ連れていくのでしょう? (前)からの続きです。

  いいね!   spitzibara spitzibara from 2016年04月号 vol.2(4)

バックナンバー(もっと見る)

2023年3月号 vol.9(3)

「世界なんて簡単に変わるはずがない」 多くの人は疑いようのない事実だと考えてい…

2023年2月号 vol.9(2)

渦中にいると気づかないぐらい ささいな判断の違いが 後になって大きかったとわか…

2023年01月号 vol.9(1)

人らしさ それは人間が持つ、魅力的で神秘的なもの。 その聖域が 人工知能(AI…