地域医療ジャーナル

2017年08月号 vol.3(8)

音楽療法の委託とはどんなもの? 

2017年07月21日 07:48 by yumikosato

 音楽療法には、臨床診療のスタンダード (Standards of Clinical Practice) というものがあります。この場合、スタンダードは「標準」というより「最善」に近い意味で、最善の音楽療法を行うために必要な事柄を指します。

 それが一体何かということは各国で差があると思いますが、アメリカの場合、米国音楽療法学会 (American Music Therapy Association) のサイトに行くと、いくつもの項目が出てきます。

 中でも重要なのが全面的なスタンダート (General Standards) と呼ばれるもので、音楽療法を行うにあたって、音楽療法士が行う手順についてです。

 簡単に説明すると、8つのステップがあります。

  1. Referral and Acceptance (委託と受諾)
  2. Assessment (アセスメント)
  3. Treatment Planning (治療プラン)
  4. Implementation (実施)
  5. Documentation (記録)
  6. Termination of Services (サービスの終了)
  7. Continuing Education (継続教育)
  8. Supervision (スーパービジョン)

 

「音楽療法をしています」と言ったとき、大抵の人は4の「実施」の部分を想像すると思うのですが、実際にはその前と後に行うことがたくさんあるのです。

 今日はその最初のステップである「委託と受諾」についてお話しします。


この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

音楽療法士の視点から考える、エビデンスと倫理の問題

2017年10月号 vol.3(10)

報告:ホスピス緩和ケアの音楽療法講演会

2017年08月号 vol.3(8)

グリーフについて知らなかった6つのこと

2017年06月号 vol.3(6)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2017年12月号 vol.3(12)

感染症が流行しはじめています。    冬は医療現場が最も忙しくなる時期。 ...

2017年11月号 vol.3(11)

秋から冬へ移りゆく季節。 あたたかなぬくもりが恋しくなる時期です。 医療は...

2017年10月号 vol.3(10)

高齢化社会を迎え、医療に対する過度な期待が蔓延している現代。  それを裏切...